安楽山西海院
浄念寺
愛媛県宇和島市藤江1535
住職 中村在徹


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由緒

本尊浄念寺は、源蓮社法譽上人長残傳阿大和尚によって室町中期天文年間に創建されました。創建当時は浄念寺山中腹に建立されたといわれていますが、火災のため焼失し現在地に移転したものと思われます。

焼失したため詳細は判明しませんが、言い伝えによると御本尊阿弥陀如来は鎌倉期のもので室町中期に25菩薩が加わり現在の25菩薩来迎の姿となりました(室町来迎様式)。

山門横には芝崎観音堂があります。江戸時代当寺の前は海で芝崎の地と呼ばれており、その芝崎の地に流れ着いた観音様を大切に供養し、その地名をとって芝崎観音と呼ばれ尊崇されています。

観音堂芝崎観音は千手観音菩薩です。御開帳は毎年7月17日で、芝崎観音夏祭りとして賑わっています。堂内には木彫りの33観音様、堂外には石彫りの33観音様をおまつりし、観音霊場として親しまれています。

教化事業…御詠歌講・月3回

天井画 浄念寺の天井画